― 医療センター移転・建替え、見えてきた課題と、市民の動き ―
船橋市が進めている「海老川上流地区土地区画整理事業」と、それに伴う医療センターの移転・建替えは、市民生活に大きく関わる重要なプロジェクトです。
しかし現在、この事業は大きな転換点を迎えています。これまでの経緯と現状、そして新たに起きている市民の動きについてお伝えします。
目次
▶ メディカルタウン構想とは
▶ 医療センター建替えの停滞
▶ 医療センター建替えの再検証の市民への説明と情報発信の課題
▶ 1号調整池をめぐる課題
▶ 企業誘致の現状
▶ 令和8年3月時点の整理
▶ 市民の動き ― 住民投票に向けた署名へ
▶ 市民とともに考えることが大切
メディカルタウン構想とは
船橋市は、医療センターの移転を核として、周辺に医療・福祉関連施設などを集積する「メディカルタウン構想」を掲げてきました。
令和4年10月には、市と土地区画整理組合が共同で「(仮称)ふなばしメディカルタウン実現方針」を策定し、
- 医療・健康を軸としたまちづくり
- 関連企業の誘致
- 地域の新たな拠点形成
を目指してきました。
医療センター建替えの停滞
しかし現在、最も重要な医療センターの建替えは大きく足踏みしています。
入札が不調となり、
- 工事着手は今後2〜3年困難
- 医療センターは赤字経営
- 新病院の機能・規模の再検証が必要
当初の計画は大きく見直しを迫られています。
医療センター建替えの再検証の市民への説明と情報発信の課題
私はこれまで議会で、医療センター建替えの再検証について
- 市民向け説明会の開催
- 「広報ふなばし」での特集
- パブリック・コメントの実施
を求めてきました。
しかし現時点では、説明会や広報掲載は「検討」、パブリック・コメントは「予定なし」という状況にとどまっています。
市民の関心が非常に高い事業であるにもかかわらず、「市民の声を反映する仕組み」が十分とは言えません。
1号調整池をめぐる課題
医療センター予定地前の「1号調整池」についても、重要な課題があります。
- 念田川からの溢水の可能性について現在も協議中
- 工事は停止したまま
- 約6億7千万円の公費が投入済み
本来、全体の排水計画が整った上で進めるべきところ、先行して工事が進められたことについては、計画の妥当性が問われています。
企業誘致の現状
メディカルタウン構想の柱の一つである企業誘致についても、
- 組合によるヒアリングは実施中
- しかし具体的な企業は未定
という状況です。
医療センターの見通しが不透明な中で、構想全体の進行も停滞しています。
令和8年3月時点の整理
現在の状況をまとめると、
- 医療センター建替え → 入札不調で停滞
- 1号調整池 → 工事停止
- 医療センター建替えの再検証のパブリック・コメント → 未実施
- 企業誘致 → 具体化せず
と、構想全体が足踏み状態にあります。
市民の動き ― 住民投票に向けた署名へ
こうした状況の中で、市民の側でも新たな動きが出てきています。
現在、医療センター移転についての市民の声を届けるため、「メディカルタウン構想を考える市民連絡会」の方々が、「医療センターのハザードエリア(海老川上流地区)への移転の賛否を問う住民投票の実施」を求める署名活動の準備を進めています。
- 署名期間:5月15日~6月15日
- 現在:署名を集める受任者を募集中


住民投票について、詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://medicalrenrakukai.wixsite.com/medicaltown
【チラシもご用意しています。】
私の事務所に住民投票のチラシがありますので、お近くにお越しの際はお立ち寄りください。
事務所アクセス
https://nakataniayano.com/inquiry_to_office
営業時間:月・火・木・金・土
13時~18時は、スタッフが在中しておりますので、事前連絡がなくてもお越し頂いて大丈夫です。
市民とともに考えることが大切
医療センターの移転・建替えは、船橋市の医療とまちづくりの将来を左右する重要な政策です。
だからこそ、「行政だけで進める事業」ではなく「市民とともに考え、進める事業」であるべきです。
今後も現状をしっかりと見極めながら、市民の皆様の声を届けてまいります。
